1: ジャン・ポール◆Vkp7zYl5.c 2015/11/19(木)02:46:33 ID:ya2
 今から25年前、盧泰愚大統領時に韓国の歴史教育の過度に反日的な側面を批判したところ、学者
たちはこう答えた。「韓国は負けてばかりの歴史です。今は少しだけ勇気を出せという歴史教育をし
ている。その過程で反日的な側面が出てくるのです。分かってください」と。その低姿勢に同情し、
われわれは矛を収めたものである。

 ところがその後、金泳三大統領の「歴史の立て直し」政策が始まり、自尊史観と反日の暴走が始まっ
た。韓国は「歴史に学ぼう」と唱えるだけあって、李朝の「●塞(とうそく)」(ごまかし・逃げ口
上)の歴史を民族の行動パターンとして濃厚に引き継いでいる。

 《同情は次の攻勢の準備段階》

 満州族の清が馬をよこせといえば、分割払いにしてもらい、総頭数をごまかしたり、婚姻するから
良家の子女を送れといわれれば、こっそり酒場女を集めて送ったりした。シナにやられてばかりの歴
史ではないのだ。

 李朝は国内では民族差別の朱子学で理論武装し、満州族の清を「禽獣(きんじゅう)以下の夷狄
(いてき)」(獣以下の野蛮人)だと徹底侮蔑する教育をし、清からの文明流入を悉(ことごと)く
防遏(ぼうあつ)した。同情を買うのは次の攻勢の準備段階である。

 最近の報道によれば、日韓の国際会議で日本側が韓国の中国傾斜を指摘すると「事実ではないので
その言葉は使わないでほしい」といい、中国に苦汁をなめさせられた歴史からくる警戒や恐怖心を日本
人に喚起するという。また、外務省の元高官が「韓国人には中国から家畜のようにひどい扱いをされ
た屈辱感がある」と話すそうである。当然心優しい市民派新聞の記者たちは同情し、韓国の中国傾斜
論はよそうという記事を書く。

 だが、これを放置すればやがて「韓国を中国に追いやったのは日本のせいだ」という論に成長する
ことは、当然予測されるところである。そしてこれを欧米中に広める。朝鮮民族は日本人が考えるよ
うな甘い民族ではない。

 《否定できない中国傾斜論》

中略:シナが朝鮮を操る歴史と思っている人が多いがそうではない。ごまかしや逃げ口上でいつの間
にか攻勢に出るので扱いがわからないというのがシナの本音なのだ。シナが韓国と北朝鮮を手玉に取っ
ているのではなく、深く関わらず、絶えず微調整している。南北問わない「卑劣」は日本も中国もロ
シアも苦手だ。

 韓国の中国傾斜論は、今日否定しようのない事実である。アメリカの促す高高度防衛ミサイル(T
HAAD)の設置を引き延ばす。これを李朝時代では「遷延(せんえん)」策といった。大国が難題
を持ちかけるたびに臣下たちは「王様、遷延でよろしく」と願い出たものである。引き延ばして状況
が変わり、相手が諦めるのを待つのである。

中略:南シナ海問題でも批判を巧妙に避け、AIIBに積極参加し、大統領は中国の抗日記念行事で軍事
パレードのひな壇で席次2位だったことを朝貢国のように喜んだ。南北統一では中国の影響下が有利
との思惑があり、それを日本に追いやられたせいだという形にして米国の非難を避けようとしている。
だが本当は統一の機は熟している。

つづく

産経ニュース
http://www.sankei.com/column/news/151118/clm1511180002-n1.html

2: ジャン・ポール◆Vkp7zYl5.c 2015/11/19(木)02:46:51 ID:ya2

つづき

 《二度と朝鮮戦争は起きない》

 哨戒(しょうかい)艦「天安」沈没事件(2010年3月)のときも、延坪島(ヨンピョンド)砲
撃事件(同年11月)のときも、緊張が高まると必ず韓国が折れる。北朝鮮が謝罪したような折衷案
を作ってくれと、韓国が非公開会議において金銭で懇請したと、11年6月1日には北朝鮮の国防委
員会に暴露されたこともあった。

 今年8月に韓国と北朝鮮の軍事境界線で起きた地雷爆発事件では、北朝鮮が「準戦時状態」を宣言
し、南北高官による会談が開かれたが、韓国側の代表2人は北朝鮮シンパだった。加えて協議の映像
が青瓦台に中継された。

 国家安保戦略研究院の劉性玉院長は朝鮮日報8月24日付で、事件のたびにケーブルテレビによる
ボス交渉が行われていたことを暴露し、10月には盧武鉉時代の国家情報院の院長だった金万福氏が
北との直通電話があったと発言した。

 すなわち北朝鮮の核保有と歩調を合わせるように、韓国側が譲歩を重ねていったことが分かるので
ある。結論として、二度と朝鮮戦争は起きないであろう。

 ならば、なぜすぐに南北統一へと向かわないのか。理由は、弱者の方の韓国が統一を主導したいか
らである。第2に、急に動けばアメリカ軍が撤退の速度を早め、韓国の主導が崩れるからである。第
3に、今の生活を手放したくないという、気概のない民族性が統一の意志を妨げているからである。

(筑波大大学院教授・古田博司)

●=てへんに唐

以上


引用元スレッッド:http://awabi.open2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1447868793/ 【【正論】朝鮮民族は日本人が考えるような甘い民族ではない 韓国が企てる統一への反日戦略とは… 古田博司】の続きを読む