使用なら「処罰」と国連事務総長 シリアの化学兵器疑惑で


国連の潘事務総長。化学兵器の使用は処罰されなければならないとの考えを示した

(CNN) シリアでの化学兵器使用疑惑を巡り、国連の潘基文(パンギムン)事務総長は26日、ソウルで記者会見し、化学兵器の使用は人道に対する罪であり、処罰されなければならないと語った。

化学兵器使用の調査のため、既に国連調査団がシリア入りしている。潘事務総長は現地での調査が「まもなく始まる」と述べた上で、「一刻の猶予もない。テレビやソーシャルメディアを通じて恐ろしい状況を見てきた。

これは明らかに重大で悲惨な事件だ。犠牲者の家族のために我々は行動しなければならない」と語った。

国連調査団は当初現地入りが認められていなかったが、シリアの外務副大臣が25日、現地調査を認めると表明。シリア政府は調査団が現地にいる限り、あらゆる敵対行為を停止すると合意した。

首都ダマスカス郊外で化学兵器が使われたという情報は21日に浮上し、反体制派は数百人が死亡したと主張。この事件を巡って反体制派とシリア政権の双方が互いを非難していた。

シリアのアサド大統領はロシア紙の取材に応じ、「攻撃があったとされる地域は政府軍の拠点のすぐ近くだ。自軍のいる場所に化学兵器を使用する国などありえない」と述べて、政権側による化学兵器使用を否定した。

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